北九州市立八幡病院 院⻑、感染対策研修センター⻑ NPO法人 KRICT 副理事⻑ 伊藤 重彦
新型コロナウイルス感染症による感染者数増加の大きな要因のひとつが[会食による 飛沫感染]と言われています。マスクを外した会食においては、人数の多い少ないにか
かわらず、15 分間の会食でも、時短営業中の 1 時間の会食でも同じ様に感染します。 会食の場所が飲食店でも自宅でも、実施すべき感染対策は同じです。会食による飛沫感 染予防は、会食時間を短くすることではなく、会食でマスクを外している間に口から出 る飛沫の量をどれだけ少なくできるかに懸かっています。これから先も新型コロナウイ ルスに対する自粛が続きます。ご家族との会食、親しい友人との会食、職業柄必要な会 食などを延期し続けることは困難です。マスクを外して会食することを前提とした感染 対策が必要です。本項では、1 回の会食時間を概ね 1 時間程度とし、マスクを外す食事 時間とマスクを着ける歓談時間をきちんと区別する 2 部構成の新しい会食様式(伊藤 式会食様式)を提案します。外での食事、自宅での食事のときに試してみてください。
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